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イタリア、トリノで過ごすお正月

日本とは一味違ったイタリアのお正月。 ここではトリノのお正月を紹介します。

イタリアのお正月は1月1日元旦だけ。 日本人からすると物足りない感じがしますが、キリスト教では単なるお祭りでしかありません。 メインは12月31日の年明けカウントダウン。 友人と年越しパーティをするもよし、奮発してレストランでcenone(大晩餐)を楽しむもよし、楽しみ方は千差万別。 年が明けてスプマンテで乾杯した後は、恒例の花火大会。 街中爆竹、打ち上げ花火の大騒音。 爆弾まがいの爆竹もあり、南イタリア(特にナポリ)では毎年数人の死者が出るほどです。 夜明けまでゲームやダンスに興じで騒ぐので元旦は寝正月です。 2日から仕事始めですが、6日のEpifaniaまで街中クリスマス休暇気分が残っています。


お正月料理

お正月料理と言えば、Zampone(ザンポーネ)とLenticchie(レンズ豆)。 ザンポーネは読んで字のごとく豚足の形をしたサラミ。 茹でで熱々で食べます。 かなり脂っこいので日本人の舌にはちょっと合わないかも。 レンズ豆は茹でてトマトソースで食べます。 レンズ豆は日本の黒豆ごとく、食べた数だけお金持ちになるといわれています。 

Cenone(チェノーネ/大晩餐)

大晦日のレストランはCenoneのため、予約が必要です。 予約は大体1ヶ月前ぐらいから受け付けているようです。 食べて、飲んで、踊って、皆で楽しく新年を迎えます。 例を挙げると、トリノ郊外の中級のレストランでは、夜8〜9時ぐらいにチェノーネが始まります。 まず食前酒と、おつまみでレストランロビーで食事の準備が始まるのを待ちます。 前菜はバイキング形式、第1皿が3種類ぐらい、途中に箸やすめにシャーベットが入いってからメインが肉・魚など3種類ぐらい、野菜の付け合せ、デザート、コーヒー、食後酒(グラッパ、リモンチェッロ等)で締めくくりますが、 日本人の胃袋では前菜でお腹一杯になってしまうほどのボリュームです。 食事の終わり頃から、生バンドの演奏が入ってお客さんが踊りはじめます。 ワルツ、タンゴ、マンボー、サルサ、ディスコと新年に向かってドンチャン騒ぎが始まります。 カウントダウンが始まるころスプマンテ(イタリアのスパークリングワイン)が準備され、新年の時とともに乾杯。 皆でほっぺにキスをして新年を祝います。 さらに爆竹と花火がそこらじゅうで鳴り響きます。 この時間に外に出ると爆竹と花火の嵐で危ないので注意! その後パネットーネ(イタリアのケーキ)とスプマンテでまた乾杯。 夜がふけるまで踊りとおします。

Epifania(エピファニア)

キリスト教の祭日ですが、イタリアの子供達にとってはクリスマスと並んで楽しみにしている日です。 Befana(ベファナ)という魔女が魔法のほうきに乗って、プレゼントを持って来てくれるからです。 そのため、子供達は前日に大きな靴下を部屋の中につるしておきます。 Befanaがそこにプレゼントを入れておいてくれるからです。 ここまで読んでピンとくる方もおられると思います。 日本でクリスマスに売っている、長靴の形をした入れ物にお菓子を詰めたもの。 クリスマスに靴下をつるしておく風習。 これらはEpifaniaに由来しているのでしょう。

赤い下着

年末にイタリアのお店のウインドーでよく見かける男性用、女性用の赤い下着。 一体何んでしょう? 実はイタリアでは赤は幸運の色なのです。 一年の計は元旦にあり。 お正月を赤い下着を着て迎えれば、幸せになれると言われているからなのです。 所変われば、色々な風習があるものです。

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